コンパル君の帰還

先月半ばに余りの目飛びの激しさに
地元の創業95年だというこぢんまりしたミシン屋さんに
緊急入院した コンパル君（ブラザー：コンパルデラックス７５１）。

入院後ほぼ一週間で無事退院帰宅いたしました。
ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ヽ( ´∀｀)人(´∀｀ )ノ･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*
ミシン屋ドグ店主さん、ありがとうございますっ！！

ドグ店主さんによりますと・・・・
やっぱり中はえらいこっちゃな状態だったようです。(￣∇￣;)
上糸調子のガタと釜傷だらけ、
３０年間メンテしていなかっためあちこちにサビ・・・
「低速」「中速」「高速」のスピードコントロールをしている基盤を除いて
修理調整できる部分は全部直してもらいました。
基盤は・・・さすがに３０年も前の商品ですから
ブラザーにも既に在庫が無くてそのままです。(￣∇￣;)
まぁ、中高速使っているときに時折いきなり低速になっちゃうというだけなので
低速からいきなり高速になるより全然マシかぁ～、と
素人は暢気に考えております。（＾＾；）

直って使ってみての感想。

全然縫ってるときの音が違う！！
縫い目が飛ばない！綺麗！！

ただ、ドグ店主さんにも言われたのですが、
修理に持っていく以前に私が感じたとおり
糸を選ばないと目飛びはするようです。（以前ほど酷くはないですが）
うちのコンパル君限定のクセなのかはドグ店主さんに確認していませんが、

糸の巻き方がこの（↓）タイプ・・・順序よく巻かれているもの・・・は
問題なく縫うことが出来ます。


が、斜めに巻かれている下（↓）タイプだと
かろうじて直線縫いは出来てもボタンホールがダメでした。



巻きの違い、わかりますでしょうか？
ただ、
下と同じような巻き方のキングスパン３０００ｍは大丈夫なんですよねぇ。

因みに画像上はシャッペスパン（ポリエステル１００％）
下側の画像は・・・◎ェザー（テ◎イジンテトロン１００％）
（一応一部文字は伏せておきますネ（＾＾；））
キングスパンはシャッペと同じポリエステル１００％です。
ドグ店主さんがうちの老体ミシンに薦めたのは
「ポリエステル１００％」でしたので、材質の違いもあるのでしょうか？？
まぁ　この辺は我が家のミシン限定なのかもしれません。
おかげで安売りで購入した糸を大量に処分するハメになりました。(;´д｀)
今後はシャッペか大王牌しか使えないな・・・・
使う材料を選ぶミシンなんて、なんて金食い虫なんでしょう。
でも可愛いコンパル君のためだから我慢するわ・・・(/ー￣;)


あと、注意事項として

・ボビンのネジ（下糸調整用）は弄らないこと
・・・これ、ドグ店主さんに釘を刺されるまでもなく
以前に弄ってからネットで調べてて知ったんですよねぇ。(￣∇￣;)
だって、取説に上糸調子だけで糸調子がとれなかったら
ボビンネジで調整するって書かれてるんだもの～。
それでもちっとも直らないから調べてみたら
素人の手に負える調整方法ではなかったらしい・・・・。
プロ以外が弄らない方がいい事は書かないでよぅ～。(/ー￣;)

・オイルはささなくてよい
ドグ店主さんがバッチリ調整したから当面さす必要ないそうです。
下手するとさしすぎてベトベトになり糸くず埃が付く原因になるらしい。
もし不調が生じたらあちこち開けて下手に弄る前に持ってこいとな。
ま、プロに見てもらった方がそれ以上部品壊さずにすむし安心ですね。(^^;)

・ボビンの渦巻き金具に糸を通してはいけない。
コンパル君のボビンには小さな渦巻き状の糸ガイドが付いているのですが、
今まで取説通りに素直にそこに糸を通して使っていました。
でも、それってメーカーさんの失敗作だそうで・・・・。
使うとトラブルが起こることがあるとか。
それ以降のボビンには渦巻き糸案内は付いていないんだそうです。

他にもドグ店主さんに色んな説明を改めてしていただきました。
そして思った・・・・。
私ってば、
取説でしっかり読んで活用しなければいけない部分は読み飛ばして
取説の実行しない方がいい部分ばかり読んでやってたのね・・・。
イヤン～(￣∇￣;)

中でも目から鱗はキルト用のガイド金具でしょうか。
今まで縫い代の端から仕上がり線までの距離を測るのに
ミシンの送り金具の脇にテープを貼って測ってました。
でも布の影に隠れると見えないので
今年に入って「ステッチガイド」 （←こーゆーの）を
買ってみたんですが・・・・これがコンパル君には合わなかった。
合わないのにガイドの一部を切って（←旦那に協力依頼）
無理矢理つけて使ってたんですが・・・・
それがまたコンパル君不調原因のひとつだったのかも。(__;)

教訓：
機械に対応していない用品を使ってはいけない！
（当然か・・・(^^;)）
でもこれ、対応ミシン使ってる方なら凄くお勧めです。
便利だったから改造してまで使ってたんだもん～。（＾＾；）

このステッチガイドが使えないコンパル君、
灯台下暗し・・・で、
コンパル君の付属パーツ入れ（ミシン下部にアリ）に入っていた
キルト用のガイド金具を取り出し、ドグ店主さんが解説開始。
いやぁ、解説して貰うまでもなく、
金具をセットして貰った時点で一目でステッチガイドになることがわかって
もう愕然ですよ。
・・・・私ってバカ？　
わざわざステッチガイド買わなくても持ってたぢゃん！！
みたいな～・・・・（￣▽￣；）

他にもドグ店主さんの解説には勉強になることが多々ありまして、
２万円ポッキリで修理とオーバーホールしてもらって
更にミシンの正しい＆便利な使い方講習会までしてもらえるなら
なんて安いんだろうかと思っちゃいました。
取説も読み飛ばしている部分きちんと読み直しておかないとなぁ・・・
（といいつつ、まだしっかりとは読んでいない。（＾＾；））