【ＦｏＭ】とある日の楽師と妖精

「どうしたんですかプラムさん？
　情報通さんのサロンに行ったんじゃなかったんですか？
　蒼い顔して帰ってきてどうしたんです。」

「・・・気分が悪いんです。
　お世話になってる情報通さんや
　いつもお話しさせていただいてる皆さんには申し訳ないんだけど
　サロンには暫く顔を出したくない・・・・。」

「えぇ！？　一体何があったんです？」

「いや、かくかくしかじかこういうわけで・・・」

「そ・・・そんな・・・」

「もぉ、場が荒れてて・・・・
　見てるだけで胸が苦しくなったから。(T_T)
　場を収めようと色んな人が尽力してくれてるのがわかるし
　いつもの楽しい雰囲気に戻したいから
　昨日は私も折を見て話しに加わってきたんだけどね。
　１週間近くご無沙汰してたからバザーのお礼や
　大会や冒険のお礼もしたかったし・・・・
　でも、今日はダメだわ。
　場を見てるだけで血の気が引いて
　貧血起こしそうになったから帰ってきました・・・・。」

「貧血って・・・それ、
　リアルで帰宅直後のお腹が空いてる時間のせいじゃないんですか？
　貧血じゃなくて血糖値が下がってるんですよっ！
　プラムさんはお腹が空くとすぐ血糖値下がって
　簡単に自宅遭難できる変な体質なんですから
　サロンに行く前にちゃんと食べないとダメでしょ！！
　もぉ～～～っ。ヽ（｀Д´；）ノ　」

「血糖値？
　あ～・・・それはいくらかあるかも～。」

「だいたいショック受けて倒れるようなタマですかっ。
　病弱可憐な美少女のマネしたってダメですよ！
　もぅどすこいオバサンの域に達しようという人がっ。」

「あっ！余計なことは言わなくてよろしいっ。(;｀O´)o」

「ふぅ・・・少しはいつもの調子に戻りましたね？」

「リーンちゃん、もしかして気を遣ってくれてた？」

「当村楽師に鬱ぎ込まれたらあたしが苦労しますからねっ！
　もう１回サロンの様子を覗いてきたらどうですか？
　少しは場の雰囲気も変わっているかもしれませんよ。
　それにお祝いやお礼もしてきたいんでしょう？」

「うん。
　そうね、そうするわ。」

「そうしてください。
　でも！
　その前におやつ食べて血糖値上げて行ってくださいねっ。」

「わかった～～～～。」



* * * * * * * *



「ただいま。」

「お帰りなさい！　どうでした？」

「ん・・・とりあえず、
　お話ししたいことは話してきました。
　まだ時間が時間だし、お会いできなかった方も沢山居たけど。」

「また皆さんが和気藹々と集まれる場に戻ると良いですね。」

「うん、心からそう思うわ。」